2011年02月04日

体感 > 問題練習

 事実上のゆとり教育からの脱却を示唆する新学習指導要領に基づき、理科・算数(数学)を主とした移行措置が2年間に渡って行われてきました。

 小学校低学年算数において注目されるべき主な移行単元としては、小学2年から1年に移行となった「時計」、以前は小学4年で学習していた「分数」の基本が小学2年に移行となったことが挙げられます。

 上の学年での学習内容が下の学年に移行になっていると知ると、たいていの保護者の方はたいへん驚き、一気に焦り始め、プリントやテキストを使った問題練習に躍起になるようです。しかし、そこでまず落ち着いて下さい。学び方に工夫をこらせば、特に心配することではないのです。

 小学1年では、教具の時計を用意し、生徒自身になるべくたくさん動かさせるようにしました。針の動かないプリントの時計をもとに言葉で説明して理解させるよりも、生徒本人の体感に勝るものはありません。小学2年の分数にしても然り、折り紙やヒモ、水などを実際に等分してみることの方がより早道で、理解を深めることができるのです。
 テキストやプリントなどの問題練習は、最後の確認として必要なタイミングで必要な量をこなせば良いのです。
体感 > 問題練習
(グミ)



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