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2011年05月10日

中学1年生【数学・細部にこだわる】

 4月から中1の数学を受け持っています。
 いつものように授業のはじめは、学校や家での様子を話し合うようにしているのですが、4月末の授業のとき生徒たちが口々に、
『先生~、基礎問「A」だった』
『「B」だった』
 と、言いはじめました。

 生徒たちが宿題の基礎問題集を初めて提出し、先生の評価をもらったのです。
 同じように授業のノートを取り、基礎問題集をやって、マルをつけて、同じ日に提出をしても先生の評価が違うのです。気になって、それぞれの基礎問を比べ、相違点を探しました。
 その内容を見たところ、学校の先生は実に細かく生徒のやったことをチェックしていることが分かりました。
 何が違うのか・・・、というと、途中式の書き方や手順、ていねいさ、正答数の割合などでした。

 ここで大切なポイントは、『教科書に書いてあるとおり、基本に忠実にやること』です。

 途中、式を省略せずに、ていねいに書けば、時間はややかかるものの基礎・基本の考えが身に付きます。たとえ問題を間違えても途中経過を目で追うことができるので、試験前の見直し、やり直しがスムースにできます。

 理解の速い生徒が途中経過を省略しがちですが、基礎基本となるところなので、スピードよりも丁寧に確実に、考えながら解くことを意識させています。
 合っていようが、間違っていようが、マル付けをして、期限を守って出せばいいのではなく、内容や途中経過が大切で、それを生徒たちにくり返し言い続ければ良い習慣が身につきます。

 それをするのが今の時期だと思います。

(かわうそ)


タグ :中1数学

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