ドキドキ感
ドキドキ感
今日は小学6生を対象とした速さの問題です。
『今3時だけど、長い針が短い針に追いつくのは3時何分かわかる?』
と聞くと
『いいじゃんそんなの適当で...』と返ってきました。
『じゃあ だいたいでいいでさぁ~』
と聞くと
『(3時)15分くらいかな』と返事がありました。
『みんなそれでいいけ~?』と聞くと
、『いいよ』の返事。
『じゃあ計算してみるか』と声をかけ、どう考えたらよいかみんなで話し合いました。
ぼやぼやしていると時計の針が重なってしまいます。
10分ほどで解けるよう、この問題を解く前に、ステップとなる例題を扱っておきました。
こういう例題です。
“小学生の健太さんは、6分前に分速80mで駅に向って出かけたお兄さんの忘れ物に気がつき、すぐに自転車に乗って追いかけはじめました。分速200mの速さで追いかけると、何分後にお兄さんに追いつくことができますか。”
お兄さんは6分前に家を出たので健太さんの480m先を歩いています。
健太さんとお兄さんの速さの差は分速120mなので、1分で120mずつ差が減っていきます。
したがって 480m÷120m=4 で健太さんは4分後に追いつくという具合です。
時計の針もこれと同じ考えで解くことができます。
短い針は先に歩いているお兄さんで、長い針は後から追いかける健太さんと考えます。
3時のとき短い針は長い針よりも90度先を進んでいます。
そして、それぞれの針の速さは分速0.5度と分速6度なので、1分あたり5.5度ずつ
角度の差が減っていきます。
したがって
90度÷5.5度=16.3636・・・(分) 分数にすると16と11分の4となります。
壁にかけた時計が、問題の答えを出そう一秒一秒時を刻みます。
ヒヤヒヤしながらも、長針が短針に迫ろうとする頃、全員が答えを出せました。
算数では珍しく、久々にとても盛り上がった授業でした。
かわうそ
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